公開日:2021.09.09 最終更新日:2022.02.10
1.「能力評価制度」「見える化評価制度」について
「能力評価制度」とは、個々の技能者の技能や経験を客観的に評価する仕組みで、「見える化評価制度」とは各専門工事企業の施工能力等を客観的に評価する仕組みです。個々の技能者や専門工事業者が正しく評価されることで、建設業技能者や工事業者の処遇改善がなされ、魅力ある業界へと変わっていくことで若い人材の確保につなげようという趣旨です。
2.各制度概要と建設キャリアアップシステム
(1)「能力評価制度」
「建設キャリアアップシステム(CCUS)」に登録・蓄積された技能者の保有資格や就業履歴等を活用し、技能者一人一人の知識・経験・技能・マネジメント能力を評価します。
(2)「見える化評価制度」
個々の企業の基礎情報(資本金・建設業許可の有無、等)やコンプライアンス(社会保険加入状況等)のほか、上記の建設キャリアアップシステムに登録された技能者のうち能力評価制度で一定のレベルに達した技能者が何人在籍しているか等に基づき施工能力を評価します。
各制度では技能者・専門工事企業の「建設キャリアアップシステム(CCUS)」への登録を前提としています。客観的に評価するためには業界横断的かつ統一のルールにより登録・蓄積された情報が必要なためです。
当法人は、建設キャリアアップシステム(CCUS)普及活動を支援しております
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